高血圧とは?高血圧症妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群とは?

高血圧、尿タンパク、むくみ(浮腫)のうちの1つ、もしくは2つ以上の症状が見られ、それが妊娠前から持っている症状でないものをかつては“妊娠中毒症”と呼んでいました。
2005年に日本産科婦人科学会により「妊娠高血圧症候群」 と名称が変更され、むくみは項目から外されています。
むくみは妊婦さんの約30%に見られすぐ妊娠中毒症に結びつけるのが間違いだとされた為ですが、定義から外されたことを危険に思う専門家も多いようです。

症状が出やすいのは妊娠8ヶ月以降の後期で、約1割程度の妊婦さんが発症します。
妊娠中期などに早めに発症した方が悪化する傾向があり重症になると母子共に大変危険な状態になります。
以前は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)は後期に起こるつわりと考えたれていたようです。
しかし最近になってつわりとはまったく別物ということがわかりました

【症状】
◆むくみ(浮腫)*現在は定義から除外
むくみは生理的(一時的)なものと病気が原因なものにわけられます。
妊娠中毒症の場合1晩休んでも、むくみが取れないのが特徴です。
からだの組織に水分がたまってしまうことに起因しており、娠後期には血液循環が増え(水血症)、むくみが起きやすくなります。
朝起きたときにむくみが取れないようなら注意が必要です。

◆高血圧
妊娠中は赤ちゃんに栄養を送っているため血圧が少し高めになります。
妊娠中の高血圧とは最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上のことをいいます。

◆尿タンパク
健康ならほとんど出ないはずのタンパクが尿に現れます。
妊娠中毒症のときには腎臓(尿をつくる臓器)の機能が低下しやすく、タンパクが漏れる傾向が見られます。
検査は試験紙に尿をつけタンパクがどのくらい漏れているかを調べます。

妊娠高血圧症候群になりやすい人

@糖尿病、高血圧、腎臓病の人
もともとこれらの病気に持っている人、あるいはかかったことのある人は勿論、家族がこれらの病気を持っている場合も注意が必要です。

A極端な体型の人
太りすぎは心臓を圧迫し血圧を上昇させますので、特に太りすぎの人は気をつけましょう。
痩せ過ぎの人も疲労やストレスをため込む傾向があります。

Bハードな仕事やストレス、睡眠不足がある人
疲労やストレスをため込むと自律神経、腎臓機能が低下して尿にタンパクがでたり、血圧があがる原因となります。

C35才以上の高年初産と15才以下の若年出産
特に高年初産の場合は妊娠糖尿病などの病気を併発しやすくなります。
また若年出産の場合も統計的になりやすい報告があります。

D多胎妊娠の人
母体への負担が他の人より大きいです。
各機能に負担をかけやすい為、その他の病気も引き起こしやすくなります。

E初産婦、過去に妊娠中毒症だった人
経産婦より初産婦のほうに多く見られます。
また過去に妊娠中毒症だった人は繰り返す傾向があります。


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