高血圧と塩分

塩分は高血圧の危険因子の一つですが、何故それが血圧を上げるのでしょうか?
大きく分けて二つの理由があります。
両者の関係性を、ここではご説明したいと思います。

塩分が交感神経を刺激してしまい、ホルモンバランスが崩れ、血管を収縮させてしまうことです。
もう一つは、塩分を摂ると細胞内のナトリウム濃度が上昇し、細胞内の濃度を一定に保つためナトリウムが水分を細胞内に引き寄せます。
すると、血液内に水分が少なくなるために身体は水分を要求して血液量が増え、血管の細胞が膨らみ、血管内の圧力が上昇します。

本来、余分な塩分は食塩感受性という能力の力により腎臓から排出される訳ですが、この能力が低いと排出されず、どんどん細胞内に塩分であるナトリウムが取り込まれ高血圧になるのです。

塩分を減らすには、まず、塩が多く含まれている食べ物を避けることから始めます。
塩辛、漬け物、干物、ラーメンやそばなどの汁やスープ類には塩が多く含まれています。
調味料は使い過ぎず、薄い味つけに舌を慣らしていくことが大切です。
ミネラルの一種である塩分(=ナトリウム)は適量の摂取であれば、体の調子を整えるために働いてくれます。
健康を維持するためには、多過ぎても少な過ぎても良くないといえます。

カリウムは、体内の余分な塩分を排泄する作用を持っています。
高血圧の人は、塩分摂取量を少なくするとともに、カリウムをしっかり摂ることが重要です。
カリウムは新鮮な野菜や果物などに多く含まれています。
ご飯を玄米にしたり、未精白のパンにすると、白米や精白したパンよりたくさんのカリウムが摂取できます。

高血圧と塩分の摂取

塩分の多いメニューにはどのようなものがあるのでしょうか?

【スープ物】
 うどんやラーメンのスープ、みそ汁、コンソメスープなど、麺類などはスープを飲まないようにしましょう。
【練り製品】
 ハム・ウインナー・かまぼこなど、意外とあります。
【漬け物】
 漬け物・つくだ煮など、凝縮されています。
【醤油】
 塩の固まりです。
【おいしく感じるもの】
 人間の舌は、塩分をおいしく感じます。
 今日のおかずは美味しいと感じたら、塩のとりすぎの可能性が高いです。

一方、おすすめの食品は「酢の物」です。
塩を使わない調理方法なので、毎食とっても良いでしょう。

高血圧食は、塩分制限1日6〜7グラムが理想的だと言われています。
ほとんど味を感じない食事ですが、このような食事に慣れたら大変健康的なのでしょうね。


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